概要

給付金の申請などで、データベースの名簿を参照している場合に、1度申請で使われたデータベースレコードを参照できないようにする方法です。

これにより、同じ人の申請を2つ以上受け付けるのを防ぐことができます。

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例えば、こんな時に使えます。

要件整理

  1. 「給付金対象者」等の名簿をデータベースに作成する。
  2. データベースに「申請可能」のチェックボックスを作成する。
  3. データベースにレコードを作成するときは「申請可能」にチェックを付ける。
  4. 「給付金の申請」等のアンケートにデータベースを参照する質問を追加する。
  5. 申請があった場合にデータベースレコードの「申請可能」のチェックを外すフローを作成する。

フローの実装手順

  1. 設定>フロー の画面で「新規フロー」をクリックします。

  2. 「最初から開始」を選択して次へをクリックします。

    スクリーンショット 2024-07-01 21.37.22.png

  3. 「レコードトリガフロー」を選択して次へをクリックします。

    スクリーンショット 2024-07-01 21.37.41.png

  4. フローの起動条件を設定します。 今回は、給付金アンケート(レコードID:a0OJ1000000HW9mMAG)を回答したことをトリガーとすることにします。この要件を満たすエントリ条件は下記の通りです。

    項目 入力内容 備考
    オブジェクト 申請
    トリガーを選択 レコードが作成された
    エントリ条件 アンケート項目がa0OJ1000000HW9mMAGの場合 レコードIDについては下記を参照レコードIDの取得方法について
    フローを最適化 アクションと関連レコード

    スクリーンショット 2024-07-01 21.42.51.png

  5. 開始の要素の次に、「レコードの更新」要素を追加します。

    スクリーンショット 2024-07-01 21.44.11.png

  6. 表示ラベル、API参照名、オブジェクト、絞り込み要件を入力します。

    項目 入力内容 備考
    オブジェクト データベース 更新したいレコードはデータベースオブジェクトにあるため
    データベースレコードを絞り込み Idが$Record>宛名番号(アンケート内でデータベースを参照した項目>Id に一致したレコード データベースオブジェクトのレコードのうち、Id(カスタムオブジェクトID)の値がトリガーレコード(申請レコード)で参照したデータベースレコードのIdと一致したレコードを取得する

    スクリーンショット 2024-07-01 21.55.49.png

    絞り込み要件の「値」の選択方法は以下の手順です。

    $Recordを選択します。

    $Recordを選択します。

    次に、アンケートでデータベースを参照する時に使用した項目を選択します。

    次に、アンケートでデータベースを参照する時に使用した項目を選択します。

    最後に、Idを選択します。

    最後に、Idを選択します。

  7. 「データベースの項目値をレコードに設定」の項目には、今回チェックを外したいデータベースレコードの項目を選択します。値は「False」を選択します。(Falseだとチェックが外れ、Trueだとチェックが入ります。)

    スクリーンショット 2024-07-01 22.01.08.png

  8. ここまでで、フローの設定は完了です。 右上の青い「保存」ボタンをクリックして、フローの名称を設定します。

    スクリーンショット 2024-07-01 22.04.27.png