本手順書は、自治体環境において Salesforce にログインする際の多要素認証(MFA)を、フィッシング攻撃に強い「セキュリティキー」で行うための設定方法をまとめたものです。設定は次の 2 段階で行います。
💡 なぜセキュリティキーなのか セキュリティ強化により、特権ユーザーのログインに「フィッシング耐性のある MFA」が求められています。セキュリティキー(FIDO2 / U2F)は、ワンタイムパスワードやプッシュ通知と異なり、偽サイトに認証情報を渡さない仕組みのため、フィッシングに強い認証方式です。
| 用語 | 説明 |
|---|---|
| MFA(多要素認証) | ID・パスワードに加えて、もう 1 つの本人確認を組み合わせるログイン方式。 |
| セキュリティキー | USB などで接続する物理的な認証デバイス(例:指紋認証つきキーなど)。 |
| FIDO2 / WebAuthn | セキュリティキーやパスキーを使う国際標準規格。最新のブラウザーで広く対応。 |
| U2F | セキュリティキーの旧来規格。Chrome 41 以降と Microsoft Edge(Chromium 版)で対応。 |
⚠️ 仮想ブラウザ/仮想端末をお使いの場合の重要な注意 三層分離環境のセキュアブラウザや仮想端末(画面転送型)では、手元の USB ポートに挿したセキュリティキーが、ブラウザーが動作する仮想環境側に「USB リダイレクト(デバイスの転送)」で渡るよう設定されている必要があります。これが無効だと、キーを挿しても認識されません。基盤管理者・ベンダーへ次の点をご確認ください。
- FIDO / HID デバイスの USB リダイレクトが許可されているか
- 利用するブラウザーが WebAuthn / U2F に対応しているか
組織でセキュリティキーを使えるようにするための設定です。組織全体で一度だけ実施します。システム管理者で Salesforce にログインして操作してください。