前提となる考え方

前提として所有者が誰であっても、LINE上で回答され、保存先オブジェクト(申請オブジェクトや予約オブジェクトなど)に作成されるレコードの所有者は便宜上全てBot Expressとなることから、共有設定が”非公開”となっている場合、共有ルールを設定しなければ一般ユーザーは、自分が所有者となっているアンケートであっても保存されたレコードを確認することができません。

概要

アンケートの回答オブジェクトはその性質上、LINEユーザーID1つにつき1レコードのみの保存となります。そのため通常、共有設定の中で『アンケートの回答共有ルール』で閲覧権限などを付与した場合、ページレイアウト上に表示されている他課所管の情報も参照が可能となってしまいます。

今回はアンケートの回答オブジェクトのように、1つのレコードで複数の課の情報を集約している際に、担当課(一般ユーザー)毎に参照が可能な項目を設定する方法を紹介します。 ※自身の担当課ユーザーで必要のない項目を参照不可とする方法

設定方法

(今回はアンケートの回答オブジェクトの場合)

★前提条件

共有設定 :アンケートの回答⇒非公開  共有ルール:任意の一般ユーザーについて参照可能な状態として設定

1.項目レベルセキュリティの変更

<aside> 💡 この作業を行うことで、 プロファイルレベルで参照可能・参照不可にすることが可能です。

</aside>

①オブジェクトマネージャー(アンケートの回答) >項目とリレーション >任意の一般ユーザーに対して参照不可としたい任意の項目を選択 ▼今回は【献立Light】の2項目とします。

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②項目の表示ラベルをタップすると下図に遷移するので、  ”項目レベルセキュリティの設定”を押下します。

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③下図のようにGovTech ユーザーのプロファイルの設定に  参照可能のフラグがオンとなっている場合、オフにします。

こちらの作業を行うことで、一般ユーザーというプロファイルレベルでの参照不可が可能となります。(システム管理者とGovTech スーパーユーザーのみ参照可能な状態となります。) ▼赤枠のオンになっているチェックボックスを外すとオフの状態

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